almost taiwan

台湾から送る「台湾的」な生活のアレコレ。

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二度目の訪問~調度品~

二度目の訪問をした劉家。


続けて、まだまだある写真とエピソードを紹介して行きたいと思います。

今回は古い家ならではの『調度品』です。


まずは、今回一緒に撮影についてきてもらった、先輩カメラマンの人が、台湾のお廟などの神像や装飾品を作る職人さんだったのですが、その人がこれは貴重な彫刻だと言っていた、ご先祖を祀る台の彫刻部分です。



20080330 042



そして、庭に何気なく置いてある、当時からそのままそこにある大きな壷。
当時でも立派なものであったであろうとはわかりますが、時代を経て、今は『骨董』という更なる価値を身につけています。

20080330 067


お花の向かいにある大きな壷です。

20080330 068


よく見ると、凝った模様です。


そして、


この、中庭にあるかつてのお台所。
今ではこんな風に傾いてしまっていますが、

20080330 017


実は以前、この傾いた窓の部分に、こんな素敵な調度品がはめ込まれていたのです。

20080330 052


牡蠣の殻で作った透かし窓です!

20080330 055


これは一緒に行ったカメラマンも見たことがない貴重な調度品だと言っていました。
実はご主人の劉克全さんもこの窓枠を取り外して、自宅で大切に保管されています。

ですから、わざわざ、自宅まで招いていただいて、見せていただいた貴重なものなんですよ!

牡蠣の殻を平らになるまで、削って、一枚一枚はめ込んだものですから、
とても薄く、あの中庭のお台所の窓にはめ込まれていたら、日の光が間接に入ってきて、
さぞかし美しかったことでしょう。






20080330 087




きっと、もっと、ずっとすばらしい調度品がたくさんあると思います。
でも、今回写真が撮れた代表的なものが以上のもの。



ある時代の商家の調度品。
めったにお目にかかるものではありません。


貴重な体験でした。






さて、劉克全さんのご親戚の方のブログにもご紹介いただいております。
よろしければ、一回覗いてみてくださいませ。
















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  1. 2008/04/10(木) 17:04:56|
  2. 劉瑞山の古厝
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二度目の訪問~扉~

実は日曜日(3月30日)に先日ご縁があった劉瑞山の古い家に、現在のご主人劉克全さんのご好意で、もう一度ゆっくりと写真を撮らせてもらいに行っていました。

前回は偶然の出会いで、バタバタと写真を撮ったので、家で見てみたら、けっこうぼけてたり、見落とした場所があったり。。。。

劉さんはとても親切な方で、そんなわたしを見透かしたように、もう一度写真を撮りに来てもいいですよ。。。なんて、感謝感激のメールを送ってくれていたのでした。
そうして、お言葉に甘えて、写真が上手なお友達も連れて(自分の技術に自信がないので)、行ってきたのでした。


今回は劉さんのお父様、お母様のお話し(日本語がペラペラです!)や、家のほうに保存されている珍しい調度品なども見せていただいて、いい勉強にもなりました。


劉さん!本当にありがとうございました!




これからは、何回かに分けて、不定期で撮った写真の中から家の細部の様子をご紹介して行きたいと思います。カテゴリーの中に『劉瑞山古厝』を作ったので、詳細はそちらのほうでもう一度チェックしてみてくださいね。





今日は、わたしが撮った写真の中で一番多かった、『扉』をご紹介。



わたしはそういわれてみたら、廃墟の写真なんかを撮る時も、扉の写真が多いような気がします。扉を開けたらそこに何か待っているような期待感が好きなのでしょうか。。。。

それはわかりませんが、この家の扉は歴史があって、なかなか素敵なものがたくさんあります。

20080330 035


まずはご先祖様が祀られているお部屋の脇の扉。
透かし柄が素敵ですね。

採光が美しく取れるように、考えられています。



もちろん古い扉がたくさんあります。

20080330 030

これは中庭に続く扉。


20080330 032

ちょっと暗くなっちゃいましたが、この色合いが素敵。


20080330 081

少し位置がずれている、素敵な色の扉。


20080330 082

傾いている、家の横道に出られるちょっとした扉。

20080330 064

かんぬきが時代を物語ります。


20080330 047

そして、ご先祖様が祀られている部屋の正面扉。
さすが、威厳がありますね。



扉。。。。。。

人が出たり入ったりする大切な場所ですから。
家にはたくさんの扉があります。


扉から扉へ。
扉をくぐるたびに、心を入れ替える。
新しい、何かを期待して、人は毎日扉をくぐるのではないでしょうか。



古い家の扉にはそんな思い出がぎゅっと詰まっています。
















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  1. 2008/04/03(木) 00:19:41|
  2. 劉瑞山の古厝
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walking around~古厝③~

前回の写真の左の植木が置いてある後ろに離れがありますね。


そこがこの家のお台所。

わたしが一番興味津々だったところなんだけど。。。

200803023 015


おおきなお台所。
古いですが、電化製品があるのは、実は過去に何年か、フランス人一家にこの家を貸していたときがあったらしいからだそうです。

その一家については後ほどゆっくりと説明しましょう。

先に、中庭から、味のあるドアを抜けて中に入ると。。。

200803023 016


左手の部屋から先ほどのお台所を望んでみたら、こんな感じ。

200803023 025


雨の日なんかに、雨音をききながら、ここから雨の雫が落ちるのを眺めていたら、
ゆったりとした時間が流れていきそうですね。


この窓の部屋のドアはこんなに素敵。

200803023 024


残念ながら少しピンボケです。
こういう色がついたガラスはすべて、ステンドガラスから来ているようです。


そして、劉さんの説明によると、この床石は

200803023 026


日本製なのだそうです。

先ほどの石畳のものと比べると、確かに質感が違いますね。
実際、とてもツルツルとしていました。



少し慌てていた(とっさのことで、こんな展開になろうとは思ってもいなかったので)、
見落としたところも、今から考えると多々あります。


例えば、お手洗い。



お手洗い見たかった~~~~!
(夫は見たらしいです。)












こんな感じで全体をぐるりと見させていただいたのですが、
その間、劉さんがいろいろと説明してくれました。
説明したいただいて、やっと発見できる部分もたくさんあり、感謝です。

いつもは自分で勝手にいろいろと想像しながら、写真を撮るのですが、
説明があると、リアリティーが余計にあって、想像力が膨らみますね。



実は、



このお家とは少しながら、ご縁があったのかもしれません。(勝手なこじつけですが。。。)


まずは、劉さんのおばあさまが日本人であること。
こちらをご覧ください。 
 『劉 貞~豊かな人生~』

『阿公(劉瑞山)の思い出』

おじいさまが日本植民地時代に日本に留学され、日本の教会で、出会い、恋愛結婚。
台湾にお嫁にいらっしゃったそうです。

当時、あの時代においてなんと勇気のある女性であったのでしょうか!
そして、台湾でこのように立派な家族を残していらっしゃる。

同じく日本人の女性として、お話を聞いたときに、感動してしまいました。
もし、わたしが当時の時代に同じような境遇であったら、わたしもそうしたかしら。。。。なんて考えてしまいますね。

でも、不思議なもので、時代も環境も、境遇もちがうわたしが、
ひょんなご縁でそんな日本人女性が人生の大半を過ごした、この地を、この家を
訪れることになったのですから、めぐり合わせというものは本当に思いもかけないものです。



そして、


もうひとつのご縁というのは、
先ほどお話ししたこの家をしばらく借りていたという、フランス人一家のことです。
実はそのフランス人一家の娘が書いた本

わたしと夫はよく行くフランス料理のレストランでじっくりと読んでいたのです。
画風がとても素敵で、内容は両親の関係で彰化に生まれ育った作者(フランス人一家の娘)が海外で成長してから幼児期を過ごした台湾を訪れるといったものですが、その中に彼女が幼児期を過ごしたこの家を回想するシーンや、台南までわざわざ足を伸ばし、この家の前まで来るも、門が閉ざされており、そのままなすすべもなく、帰ってしまうというシーンがあります。


わたしはその本を興味深く読んでおり、
夫と二人で、こんな素敵な家は一体どこにあるんだろうね。。。
なんて話をよくしていたものでした。


ですから、


この家の過去の展示物のなかに彼女の絵が使われているものを目にしたときに、

すぐにピンと来ました!



これも、また何かのご縁でしょう。




さて、最後になりますが、
上記の記事の参考にさせたいただいた、劉克全さんがまとめた資料のサイトです。

フランス人一家の娘(作品はフランス語、彼女自身多国語が話せる国際人ですね)のお名前『Johanna Schipper』で検索すると、こんなサイトこんなサイトがありました。

ご参考までに。



さて、長いご報告となりましたが、ひょんなことからご縁があった劉さん一家、及びこの家。
本当にありがとうございました。

古い家が好き、という以外にも、こんな形で台湾の歴史の一部を共感できるということは、
なんともすばらしいことです。



最後になりましたが、



中庭に咲くバラで。締めくくりたいと思います。





この不思議なめぐり合わせに感謝を。

200803023 029





丁寧にご紹介していただいた劉克全さんのブログにも紹介いただきました。
覗いてみてくださいね。

















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  1. 2008/03/25(火) 16:31:41|
  2. 劉瑞山の古厝
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walking around~古厝②~

前回の続きです。


さて。


家の中に入っていきます。



まずは先祖の牌が祀られている部屋に入ります。

200803023 014

きれいに整理されています。


現在の管理されている方のこの家に対する、家族に対する愛情が伝わるひと間となっています。


壁には
ひいおじいさま、おじいさま、おばあさまの写真がずらりと。

200803023 021


ひいおじいさまの代からあるイスです。
本当は4組あるそうですが、今は2組だけ置いているそうです。
4組というと八つのいす。大家族だったのでしょうね。

200803023 022


こういうイスは歴史を物語りますね。

そこに座っていた歴代の方々が目に浮かんでくるようです。






天井まではけっこう高く、

200803023 023


天井の作りまで、きれいに残されています。

この家の塗装は20年前に施されたそうですが、まだまだ色がきれいに残っていますね。




この先祖の牌を置く机の横を入っていくと、裏側の壁にも
写真が展示されています。


200803023 020


そして、振り返ると、そこから中庭に続き、
実質上の生活の場となります。

200803023 018




さて、ここから先は次回に。
















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  1. 2008/03/25(火) 00:14:18|
  2. 劉瑞山の古厝
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walking around~古厝①~

昨日の続きです。長くなると思うのですが、貴重な記録としても残しておきたいので、何回かに分けてご報告したいと思います。



昨日、パンを食べてから、ブラブラして、さあ帰ろうとしていたときに、
なんだか、写真にもってこいの路地を発見。

何があるかはわからないけど、ちょっと入って、チェックするだけしてみようよ!


ということで、その路地に入って歩いていくと、ふと、ある男性がある家から出てきて、
わたしたちとすれ違いに帰ろうとしていました。


すれ違う瞬間に、ちらりと見られたのですが、
わたしはいつも首から大きなカメラをぶら下げて、キョロキョロしているので、
どこに行ってもじろじろ見られます。(しかも、連れが西洋人ですから。。。。)
だから、慣れっこなのですが、



次の瞬間に、素敵な家の門を見つけて、カメラを構えたとたん。。。



さっきの男性が戻ってきたのです。




『わっ!不振人物と見られたか、家の写真撮られたくないのかなあ。。。。。』



と一瞬、心の中で、焦りまくったのですが、
心配とは正反対に、その男性は、




『家の中の写真も撮ってみませんか?』




と言いながら、すでに門の鍵を開け始めているではないですか!!






これが、





奇しくも、台南市で一番古い木造建築物といわれている、
『劉瑞山古厝』との出会いでした。





わたしはその存在を全く知らなかったのですが、
何年か前までは公開展示をしていたそうです。
しかし、160年にもなる木造建築ですから、大勢の人が見に来るには、
少し古すぎたようです。


今では、直系の家族の方が、毎日家の管理をしにいらっしゃっているだけのようなのですが、
たまたま、その日の日課になっているのであろう家の管理の帰りに、かつてのこの家の持ち主であった『劉瑞山』さんの曾孫、劉克全さんに出会ったのです。



とても親切な方で、
どこのだれそれとも聞かずに、快く、門を開けて、
長い時間をかけて、いろいろと紹介してくださいました。


帰ろうとしていたところを見ると、
お急ぎのようだったのに、わざわざ時間をかけて、
案内していただけるとは、感謝の言葉が見当たりません。


ここに再度、劉克全さんに心から感謝を捧げたいと思います。



本当にありがとうございました。



おかげさまで、古い家好きのわたしが心から満足できるような、
台南市の一番古い木造建築物を、目の当たりに見ることができたのですから。





では、




言葉では言い表せない古い家が持つ魅力を写真でお届けしたいと思います。

まずはその門構え。

200803023 036


今から紹介するに当たって、
台湾の人はともかく、日本の方、もしくは海外の方に、、

台湾の家の特徴を少しお知らせしておくと、


台湾の家の特徴はなんといっても、
横に広いのではなく、縦に長く、奥へ奥へと繋がっていくのです。
鰻の寝床型とでも言いましょうか。(笑)

ですから、門構えだけ見て、
『なんだ、小さなお家だな』
と思うのは間違いで、中に入れば、信じられないほど奥行きが深いのです。



ですから、前の部分から、順に紹介していきたいと思います。


まず、門を開けて、中に入ると、日本風にいえば、玄関口の土間。
があります。

そこから、さきほどの門を振り返ると、

200803023 030


外からはよくわからなかったのですが、
門の上の部分のガラスがステンドガラス風になっています。


これはこの家の主人が、代々敬虔なクリスチャンであったことを語っています。


そして、土間の両脇には、

200803023 033


このようにドアがあるのですが、ドアの周りに張ってある門聯(赤い紙ですね)
は160年前の当時のものなのだそうです。


この家のかつての主人劉瑞山さんはこの家で砂糖などを海外に輸出する
貿易をなさっていたそうで、その家の屋号『和源』の対聯なのだそうです。左右の聯の一番上の字を見るとわかりますね。


土間から、家の中心である、先祖の牌を置く部屋を望んだところです。

200803023 032


この大切な部屋の前の床の石畳は

200803023 027


味がありますね。

そして、劉克全さんのご説明によると、土間側から、その石畳をよく見ると、

200803023 028


『人止』という形に見えるそうです。


確かに、そういわれて見ればそういう感じに見えますね。



これは、まず、この場所で、足を止めて、前方のこの家の先祖の牌をよく見よ。
そして、敬意を表せ。という意味で無理にこういう形に敷き詰められているのだとか。





さあ。





いよいよ中に入りますよ!

















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  1. 2008/03/24(月) 14:31:28|
  2. 劉瑞山の古厝
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